朝日新聞社で記者向けロジカルシンキング研修
先週の金曜日と土曜日、朝日新聞社で記者向けのロジカルシンキング研修をやってきました。
今、あたらしいロジカルシンキングのカリキュラムをつくっていて、その実験もかねて、手書きのテキスト、といっても、デジタルで取り込んだ手書きの画像をスライドで表示するテキストを使って、ピラミッドや因果関係の基本を高速で学んでしまおうというカリキュラムです。
記者の皆さんなので、さすがに優秀で、このあたりの基本の吸収は早い。ただ、自分の力でイシューをたてるとか、因果関係を緻密につくって図にするといった作業は、初めて学ぶことで、戸惑っている人が多くいました。これはどの企業で研修をしても同じですが。
朝日新聞といえども、記事が必ずしもよいとはいえず、「これはイシューがないでしょう」とか「ずれているでしょう」とか、「イシューの設定をもっとしっかりやってほしい」とか、「因果関係を取り違えている」という記事も少なくありません。研修をやっていると、やはりネタをとるために脚で稼いで情報をとることにはノウハウがあっても、集めた情報を論理的に再構成したり、情報を取りながら問題意識(イシュー)を改めてクリアにして、それに合わせてサブイシュー(わく組)をつくって、というアプローチは学んでいないし、やっている時間がないようで、「いいことを学べた」といってくれる人が多くて、よかった?と思った次第。
講師仲間に聞くと、朝日新聞の記者は講師を問い詰めてしどろもどろにさせると聞いていたので、そのようなシビアな自体になることもなく、1.5日間の研修を終えることができました。好評だったようで、今後も実施していきたいという話をいただいています。こちらこそ、よい機会をいただき、ありがとうございました。
日本のジャーナリズムの質の向上に役立てるなら、こんなにすばらしいことはありません。
