[写真館]春の花
Picasaに「2009春の花」アルバムを追加しました。クレマチス、菜の花、関東タンポポ、スズラン、サンザシ、ユキヤナギ、カエデ、スイセン、杏……春の花が揃いつつあります。
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Picasaに「2009春の花」アルバムを追加しました。クレマチス、菜の花、関東タンポポ、スズラン、サンザシ、ユキヤナギ、カエデ、スイセン、杏……春の花が揃いつつあります。
ねこの写真も載せてみます。見どころは、足です。ちょいちょい。
がっつりつかんで放さないのは、右の窓に掛けているロールスクリーンの引っ張りひもでした。こういうのをつかんで遊ぶのが、ねこは大好き。
Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4(ぜんぶ)
引き続き、SMC PENTAX FA77mm F1.8 LimitedとCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4の比較です。
最初は、たくさん花が咲いている風景。2段絞って全体をシャープに移すように狙ってみた。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F2.8
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F2.5
手前から中盤までピンが来て、奥はぼけていくことで、しっかり絵を写しながら、奥行き感も出そうという魂胆。FA77の方が、奥のボケがうるさい感じ。
次は、開放で。手前をしっかり写し、奥はボケ味の比較。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F1.4
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F1.8
どちらも開放だけど、やっぱり85 F1.4の実力ははっきり出ました、の背景のボケ加減です。こういう取り方だと、Planar85の実力がわかります、すごし。
次の被写体は、単独の花。ちょっと残念なのは、背景との角度が微妙にずれて、FA77では黒がくっきりしまっているのに、Planar85では背景の黒が隠れてしまった点。締まり具合の違いがわかりそうな画像だったのに、残念。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F2.8
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F3.5
この画像を見る限り、FA77は黒がよくしまっている感じ。
だんだんピントの合わせ方がわかってきた、かな。
新しい「Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4」のテスト画像です。
まずは、絞りの加減から。
開放から順に、2段ずつ絞り、最後はF11の画像です。F1.4→F2→F2.8→F11
▲あたりまえといえばあたりまえですが、1段絞るごとに被写界深度が変わり、オートのままにしている露出も変っていくので、撮影後の画像を確認しないと、狙った絵がとれているかどうかが難しい。
開放だとピントがとっても合いにくく、ピンが来ていなくてもふわっとした画像はなかなかいい雰囲気なんだけど、ぴったり狙ったところにピンが来ると、開放でも実にシャープ。以前、コンタックスRTSにPlanar T* 50mm F1.4をつけていたことがあり、この頃はまだマニュアルフォーカスだったんだけど、どうもシャープにとれず、売り飛ばしてしまいました。今思うと、ピントを合わせられていなかったんだね。もちろん、そのころでも写真歴は10年を超えていたので、ヘタではなかったんだけど、ピンが来ているかどうか、本当にわかりにくい。あまりに被写界深度が狭いからなんだろうな。
次に、SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limitedとの比較。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F2.8
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F2.5
開放ではピンがあまりに来ないので、2段絞りぐらいのところで、FA77との比較。ほとんど差がないほどの高品質な画像です。と言う意味では、Planar 85はいらなかったのかな、とか、考えるとなさけな気分になるので、言いっこなしとして。
FA77はオートフォーカスが効くので、その点はアドバンテージ。小型で軽いし。でも、マニュアルフォーカスのPlanar85を必死にピント合わせているのも、写真を撮ってるぞーという気分でいいものです。
次は、同じくFA77との比較。開放と2段絞りです。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F1.4
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F2.8
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F1.8
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F3.5
今度は開放からびしっとピンが来ました。やれば出来るじゃん。どちらも高水準ですが、Planar85の方がコントラスト、ボケ味が一枚上手か? いずれにせよ、美しいです。
さらに、被写体を変えて、FA77との比較。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F1.4
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F4
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F1.9
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F5.6
こういう画像になると、開放の被写界深度の違いがはっきりわかります。FA77のF1.8という開放もすごいと思ったけれど、85mmでF1.4というのはさらに建てじゃない。これじゃあピンが来ないわけだわ。
最後は、フレアの比較。
▲Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 on F4
▲SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited on F2.2
フレアというのは、レンズに逆光の光が入ったときに、レンズの鏡胴内で乱反射して画像が白っぽく濁る減少です。レンズの表面反射を押さえるコーティング技術やガラスの純度がためされます。
この画像ではフレア自体はFA77の方が少なく見えますが、Planar85はフレアが出ていても画像のコントラストが保たれているという言い方もできます。設計思想の違いかな。
ということで、比較をざっくりしてみました。
ということで、Carl Zeiss(カールツァイス) Planar T* 85mm F1.4をゲット。ZKという型番になってますが、ペンタックスKマウントが付いて、ボディ側で絞りをコントロールしてくれるレンズです。ピントはマニュアルフォーカスですが。
Carl Zeissといえば、戦前から写真の世界をリードし続け来たドイツの名門メーカーです。本拠地はイエナで、第二次大戦後、イエナは東ドイツ領に。一部は西ドイツ側でもつくられてきたのですが、やはりイエナに対するメーカーとしての憧憬はありました。1980年代には日本のヤシカがドイツの名門ブランドCONTAXと提携して、フィルム一眼レフをつくり、Carl Zeissのレンズを装着していたのですが、経営難から90年代にはディスコン(=ディスコンティニュー=生産終了)になり、それ以来、Zeissのレンズを使える一眼レフは、市場に出回らなくなりました。
一方、ベルリンの壁の崩壊で、東西ドイツが統一された結果、Zeissも東西の一体化が進み、最近になって、体制も整ったのか、攻勢に出てきました。日本では、以前から協力関係にあった長野の老舗レンズメーカー、コシナと提携し、製品自体はコシナが製造し、ドイツのZeissに全数が送られて検査されたのち、再び日本市場に投入される形で、Made in JapanのZeissが活発に登場しています。
Carl Zeissは基本設計をした設計者由来の名前をレンズに冠するのが伝統で、Planarは標準?中望遠レンズシリーズとして、古くから高い評価を得てきました。基本設計をそのままに、最新の技術で熟成させたのが、このコシナ-ZeissのPlanar T* 1.4/85です。ちなみにT*(Tスター)は、独自のマルチコーティングが施されていることの証。1.4/85という表記は、前が開放絞り値、後が焦点距離で、Zeiss伝統の表記法です。85mmという焦点距離は、35mmフィルムカメラなら中望遠でポートレートにうってつけですが、APS-Cサイズのデジタル一眼レフでは、1.5倍換算になるので127mm相当になり、以前よく使われていた135mmという感じの焦点距離です。ポートレートというより、肉眼の「凝視」の感覚ですね。
F1.4という開放値は、非常に明るいレンズで、そのぶん、高速のシャッタースピードが得られるのですが、被写界深度が非常に狭くなるので、ピント合わせがシビアになります。また、「開放では柔らか、絞るとシャープ」「空気まで写す」と表現される独特の描写力が魅力。かつてのCONTAXの名機RTS(フィルム一眼レフ)を使っていたことがあり、Planar T* 1.4/50をもっていました。しかしピントがなかなか合わず(当時は、一眼レフはすべてマニュアルフォーカス)、雰囲気や発色はいいのに、シャープな絵がとれずに、挫折した経験があるので、今回はそのリベンジです。
ちなみに、このぐらいの焦点距離だと、SMC PENTAX FA77mm F1.8 Limited という名機をもっているので、バッティングしちゃう、というのが問題ですが(写真でも並んでいますが)、FA77は270グラムと軽量だし、オートフォーカス対応。Planar 1.4/85は550グラムもある重量級で、マニュアルフォーカスということで、じっくり腰を据えて撮るレンズになります。旅行にはFA77、1.4/85は六兼屋の庭を中心にした使い方になりそう。もっとも、撮り味にもよるので、まずはテスト撮影っと。
▲プリント生地を撮ってみました。上は開放、下は4段ほど絞ったF5です。被写界深度の違い、シャープネスの違いがわかりますが、下はちょいぶれちゃいましたね。写真をクリックすると、長辺1200ピクセルに縮小した画像が見れます。撮影したままの14M画像(by K20D)は、こちらとこちら。
▲クレマチス。F2.8まで1段絞るとピントが格段に合いやすくなります。おしべめしべがシャープで、花びらの色乗りが淡いのに、実にいい。背景の深いグリーンとぼけあじも、この世のものとは思えません。すばらしい、感動的です。撮影したままの14M画像は、こちら。
▲日々草。発色が本当にきれいだし、緑が深い。花が浮き上がって、存在感がしっかりしています。撮影したままの14M画像は、こちら。
▲ベルガモット。ピントの合い具合で、前後関係が自然にわかります。背景が融けすぎないのが、いい感じかも。撮影したままの14M画像は、こちら。
▲ミニトマト。茎や葉が込み入っていても、狙ったものだけが目に飛び込んで来る絵づくりができる。撮影したままの14M画像は、こちら。
▲イチゴ。つやつやした質感がホンモノ以上、な感じ。撮影したままの14M画像は、こちら。
ということで、Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZKの実力は? あらためて14Mのデジカメ画像で、フィルムでは再現できそうにない細部まで見てみると、ブランドイメージに負けない、すばらしい実力の持ち主であることが感じられます。文句なしの圧倒的な実力ですね。
さて、これからじっくり、FA77との比較を楽しんでみます。日本代表の描写にこだわった中望遠大口径レンズ。ドイツ魂とのガチンコです。